ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜
第2章 きせき〜奇跡〜
*Sside*
俺が何も答えずにいると、黙って話を聞いていた社長が口を開いた。
社長「確認したいんだが、二人はこれからどうしたいんだ?」
「…どうしても、子どもを産みたいんです。だから産まれるまでの間、仕事優先ではなくプライベート中心で生活ができれば…」
社長「無事に産まれる確率が10%。出産で命を落とすこともある。リスクが高いのが分かっていて、賛成はできないな。親御さんはなんて言ってるんだい?」
潤「事務所が先だと思って、まだ連絡はしていません」
社長「そうか…。それでは、親御さんともしっかり話し合いなさい」
副社長「翔…、産みたい気持ちはわかるけど、あなたに何かあったら、その時嵐は嵐でなくなる。よく考えなさい」
バタンと扉が閉まり、部屋には俺たちとマネージャーが残される。
反対されるのは分かっていた…。
事実を突きつけられ、自分の置かれている立場がいかに厳しいかを改めて思い知る。
反対される事なんて分かっていたはずなのに、悲しくて悔しくて…涙がこぼれそうになった。
そんな俺に気がついた潤は、俯いたまま動かない俺の手を強く強く握った。
俺が何も答えずにいると、黙って話を聞いていた社長が口を開いた。
社長「確認したいんだが、二人はこれからどうしたいんだ?」
「…どうしても、子どもを産みたいんです。だから産まれるまでの間、仕事優先ではなくプライベート中心で生活ができれば…」
社長「無事に産まれる確率が10%。出産で命を落とすこともある。リスクが高いのが分かっていて、賛成はできないな。親御さんはなんて言ってるんだい?」
潤「事務所が先だと思って、まだ連絡はしていません」
社長「そうか…。それでは、親御さんともしっかり話し合いなさい」
副社長「翔…、産みたい気持ちはわかるけど、あなたに何かあったら、その時嵐は嵐でなくなる。よく考えなさい」
バタンと扉が閉まり、部屋には俺たちとマネージャーが残される。
反対されるのは分かっていた…。
事実を突きつけられ、自分の置かれている立場がいかに厳しいかを改めて思い知る。
反対される事なんて分かっていたはずなのに、悲しくて悔しくて…涙がこぼれそうになった。
そんな俺に気がついた潤は、俯いたまま動かない俺の手を強く強く握った。