ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜
第2章 きせき〜奇跡〜
*Mside*
次の日、予定通りマネージャーか迎えに来て、事務所に向かった。
付き合っている事、妊娠した事、出産のリスクの事、産みたいと思っている事を包み隠さず話をした。
副社長「……状況は分かったわ。二人が付き合っている事に関しては、何も言わない。でも、これからツアーも始まるし、映画もある、レギュラー番組は勿論、生放送だってある。妊娠している体で、どうするつもりなの?」
翔「それは…、体調をみながらできる範囲でやらせて頂きたいです…」
副社長「周囲に迷惑をかけるのが目に見えてるわよ」
翔「………」
「あの…、メンバーには話をして翔の体を一番に考えてって言ってくれました。だから……」
副社長「この世界は甘くない事を知ってるわよね。代わりなんていくらでもいる。面倒臭い人を使うなら、余程ではない限り別の人を使う…。当たり前よね」
確かにその通りだけど…。
今の翔はきっと、仕事より赤ちゃんの方を優先したいはず。仕事は二の次にしたいが、事務所はそうじゃない。
どうすればいいんだろう…。
俺も翔も言葉を発することができず、部屋にも沈黙が流れた。
次の日、予定通りマネージャーか迎えに来て、事務所に向かった。
付き合っている事、妊娠した事、出産のリスクの事、産みたいと思っている事を包み隠さず話をした。
副社長「……状況は分かったわ。二人が付き合っている事に関しては、何も言わない。でも、これからツアーも始まるし、映画もある、レギュラー番組は勿論、生放送だってある。妊娠している体で、どうするつもりなの?」
翔「それは…、体調をみながらできる範囲でやらせて頂きたいです…」
副社長「周囲に迷惑をかけるのが目に見えてるわよ」
翔「………」
「あの…、メンバーには話をして翔の体を一番に考えてって言ってくれました。だから……」
副社長「この世界は甘くない事を知ってるわよね。代わりなんていくらでもいる。面倒臭い人を使うなら、余程ではない限り別の人を使う…。当たり前よね」
確かにその通りだけど…。
今の翔はきっと、仕事より赤ちゃんの方を優先したいはず。仕事は二の次にしたいが、事務所はそうじゃない。
どうすればいいんだろう…。
俺も翔も言葉を発することができず、部屋にも沈黙が流れた。