ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜
第2章 きせき〜奇跡〜
*Sside*
8月30日…
俺の一番大切な人が、生まれてきた日。
今年のプレゼントは何にしようかなぁと、隣でスヤスヤ眠っている顔を覗き込みながら考える。
付き合う前から、潤にはプレゼントを渡してきた。ボキャブラリー溢れるものから、真面目なものまで様々だけど、一番喜んでくれたのは、生まれた年のワイン。
一緒に飲もうって誘ってくれた時はうれしかったなぁ。
…って、思い出に浸っている場合ではない。もうすぐ、その誕生日がやってくる。
俺の誕生日のとき、あんなに素敵な誕生日にしてくれたんだから、潤にも喜んでもらえる誕生日にしたいけど、とにかく忙しくて…。
悩んでいる時間がもったいないから、直接なにが欲しいか聞いてみたけど、俺が忙しい事を知ってるから、「翔がそばにいてくれれば何もいらない」って。
うーん。嬉しいけど、やっぱり何かプレゼントしたいよ…。
潤「何、百面相してるの?」
「えっ?起きてたの?」
潤「俺のこと見つめてたのに、分かんなかったの?」
「考え事してた…」
8月30日…
俺の一番大切な人が、生まれてきた日。
今年のプレゼントは何にしようかなぁと、隣でスヤスヤ眠っている顔を覗き込みながら考える。
付き合う前から、潤にはプレゼントを渡してきた。ボキャブラリー溢れるものから、真面目なものまで様々だけど、一番喜んでくれたのは、生まれた年のワイン。
一緒に飲もうって誘ってくれた時はうれしかったなぁ。
…って、思い出に浸っている場合ではない。もうすぐ、その誕生日がやってくる。
俺の誕生日のとき、あんなに素敵な誕生日にしてくれたんだから、潤にも喜んでもらえる誕生日にしたいけど、とにかく忙しくて…。
悩んでいる時間がもったいないから、直接なにが欲しいか聞いてみたけど、俺が忙しい事を知ってるから、「翔がそばにいてくれれば何もいらない」って。
うーん。嬉しいけど、やっぱり何かプレゼントしたいよ…。
潤「何、百面相してるの?」
「えっ?起きてたの?」
潤「俺のこと見つめてたのに、分かんなかったの?」
「考え事してた…」