テキストサイズ

ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第4章 きせき〜軌跡❷〜

*Sside*

父さんと母さんに、きちんと分かってもらえてホッとすると、涙が溢れてきて…。

なんで社長が、両親にきちんと認めてもらいなさいと言った訳が今なら分かる。

味方がいるという事は、精神的に全然違うんだ。これから色々なことを乗り越えていかなければならない時、両親の存在は計り知れないくらい大きいに違いない。

翔父「翔…仕事は暫く休みなんだろう?その間はどうしてるんだ?」

「2週間休みを貰ったから、とりあえずは身体を休めて、体調が良かったらその間にホルモン療法を受けてこようと思って…」

潤「一人で大丈夫?付いていてあげたいけど、俺暫く映画の番宣関係で忙しいから」

不安がないと言ったら嘘になるけど、潤まで休ませる訳にはいかないし。

翔父「だったら、二人が良かったら、休みの間ここにいたらどうだ?」

思いがけない一言に、思わず聞き返してしまった。

「えっ?」

翔父「嫌なら別にいいんだか…」

翔母「潤くんが仕事の間一人でいて何かあったら大変じゃない。私も家にいるし、病院も付き添ってあげられるわ。無理にとは言わないけど」

二人からの嬉しい申し出。
潤はどう思う?


ストーリーメニュー

TOPTOPへ