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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第5章 きせき〜軌跡❸〜

*S side*

「今日から暫くよろしくお願いします」

翔母「そんなに改まらなくても大丈夫よ。それよりこれから病院行くんでしょ。その大量の荷物早く片付けてきなさい」

「はーい」

今日から2週間、実家にお世話になる。潤も泊まるから、大荷物になってしまった。
とりあえず、二階にある俺の部屋に荷物を片付け、病院へ行く準備をした。

翔母「車回して来るから」

「了解〜!」

潤に車を運転する事を禁止されているので、母さんに病院まで送ってもらう事になっている。

「ごめんね。忙しいのに」

翔母「気にすることないわよ。それより、そんな格好でバレないの?」

「あとで、帽子とマスクをするし、専用の入り口から入って下さいって言われてるから」

翔母「あら、VIP待遇なのね」

「まぁね…」

妊娠の事は、マスコミは勿論、公には絶対に漏れてはいけないから。
駐車場も専用のところに止めた。

「じゃあ母さん、ありがとう。今日は検査もあるから時間かかるけど…。ここで待ってる?それとも、一度帰る?」

翔母「えっ?中まで一緒に行く気でいたんだけど。潤くんに頼まれてるし、一人じゃ不安でしょ。行くわよ!」

腕を掴まれ、二人で病院に入った。


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