テキストサイズ

ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第5章 きせき〜軌跡❸〜

*?side*

暗いけど、あたたかくて居心地の良いこの場所。

音はハッキリとは聞こえないけど、直接伝わってくる感情は日に日に強く感じる。

“翔…愛してるよ”

ほら、今日も聞こえてきた。

“潤…愛してる”

そして当たり前のように返される言葉と、流れ込んでくる温かい感情。

たくさんの愛情を糧に成長しているのに気がついた時には、自分の思いを“翔”と“潤”にも伝えられるようになっていて。

これってどういう事?
テレパシー⁈

“潤”とは、離れているのに心は強く繋がっているのか、思いが伝わりやすい。

“翔”は体は強く繋がっていているのに、ちょっと鈍いのか初めはあまり伝わらず…。でもすぐにお互い思いが通じ合うようになってきて、今では“翔”の気持ちは手に取るように分かる。

“翔”が悲しいと一緒に悲しいし、“翔”が楽しいと一緒楽しいんだ。


本日は…

“潤…優しくして…”

“いっぱい愛してあげる”

うん、らぶらぶだ。

愛情をひしひしと感じていると、だんだんと眠くなってきて、二人の愛の囁きが子守唄のように心地よくて、深い眠りについた。


パパ…

ママ…

早く会いたいよ。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ