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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第5章 きせき〜軌跡❸〜

*S side*

「それで、なんて言ってたの?」

潤「暫くエッチは我慢してねって言ってた…」

「……我慢できなかったね」

潤「でも、あれから2週間以上経ってるし…って、まあ、夢の話だから」

「まあ、そうだけど…」

夢の話だけど、どこか真実味があって…。

潤「また、夢に出てきたら教えるよ」

「うん。教えてね」


俺の夢にも出てこないかな〜。
そう思って眠った、その日の夜…。
「ママ、エッチはしちゃダメだっては言わないけど、優しくしてもらってね。パパにも言っておくから」と小さな女の子が、夢に出てきた。

パッと目を覚まして、直ぐに潤を叩き起こす。

「潤!ねえ、潤!起きて!」

潤「う~ん、何事?」

目をこすりながら渋々起きる潤の肩を掴んで、興奮を隠しきれず、大きな声がでてしまう。

「潤、夢に出てきたよ!可愛い女の子!」

潤「ん…それって…」

「うん。多分潤の夢に出てきた子と同じような気がする」

潤「そういえば…俺も夢を見たような…」

「エッチは優しくって言われたんでしょ?」

潤「えっ!どうして分かったの?」


これは、夢だけど夢じゃなかった⁈

本当に、お腹の子は、眉毛が凛凛しい、くりっとした瞳の女の子なのかな?

まだ見ぬ我が子に、早く会いたくなった。

パパとママは待ってるからね。



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