テキストサイズ

ペットと家

第1章 ペットになりまして…


『ペット募集中!』


張り紙にはそう書いてあった筈なのに…
何でこうなったわけ!?


「キミがうちのペットになる子?
名前は?」

「えぇっと…凛です」

「凛ちゃんね!!じゃ、ちょっと来て」


ある普通の一軒家。

そこの一階にあるリビングで、
私は初対面の男性から手招きされ、
リビングの隣にある部屋へ案内された。



8畳ぐらいの洋室には、
大きなテレビやパソコン、ソファやベッドが用意されていて、

男の人は部屋に入るなり
私へ一つの箱を渡してきた。


「着替えが入ってるから開けてみて。
凛ちゃん、それに今から着替えてね」

「えっ!!着替え?」



って、下着とガーターベルト!?

これに着替えろってどういうこと!?


渡された箱を開けて茫然とした。
だって中には黒いレースのヒラヒラした
ブラジャーとティーバッグ、
ガーターベルトが入っていた。


「この家のペットになるんだよね?」

「いや、ペットになるっていうか…」


私は家の玄関に貼ってあった張り紙を見て、
ペットが欲しいと思って応募しただけ!!


まさかペットになる側とか思わないし!!












ストーリーメニュー

TOPTOPへ