
ペットと家
第1章 ペットになりまして…
「一人で着替えれないなら
俺、手伝おうか?」
「いや、良いです!!良いです!!
着替えは出来ますから!!」
「じゃあ、着替えてね~。
俺出ていくから」
パタンとドアが閉まると、
私は部屋に一人きりになる。
…逃げるなら今のうち、よね?
こんなあやしいとこ、早く出ないと!!
そのまま部屋を出ようとする。
でも…
「開かない!!何で!?」
そう驚いていると、
いきなり部屋のテレビがついた。
そこに写っているのは、
さっきの男。
「凛ちゃ~ん、その部屋、
中からは開かないようになってるから」
「はあっ!?」
「後ね、部屋中監視カメラついてて、
俺達みーんな凛ちゃんの様子が分かるから。
逃げられないよ~ん」
「は、はぁぁぁ!?」
それって監禁だろ!!
犯罪だろ!!
出せ、この!!変態!!
