後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第9章 詫びのしるし
腰をシートから持ち上げるように葉川くんに言うと、彼は躊躇したようだけど…黙ってそれに従った。
ズボンをずらし、それに伴い葉川くんは足を自由に動かせられなくなる。
準備が整ったところで…改めて…
私の手が、彼の股の間で動いた。
「……」
葉川くんのをパンツごしに撫でながら、目は真っ直ぐと彼の顔に向けていた。
微動だにしない葉川くんの
その心境を見抜くために──。
“ さぁ……、どうするの? ”
「──…フ」
「……?」
じっと下を見ていた葉川くんが
私の視線に気付いたのか、こちらに目を流した。
「…先輩から誘われるとは予想外でした」
二人の視線がぶつかると、余裕を漂わせて笑ってくる。
でも、今までとは違う。
「…誘ってなんていないわ」
何故なら私も…笑っているから。