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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~

第13章 僕は玩具



「先輩はまだ僕に惚れていない──…でしょ?」

「ハァ! ‥カ ハ‥っ」

「…っ…だからご免ですよ」


どうして葉川くんが今さらその約束にこだわるのか知らないけれど、私の願いが聞き入れられないことだけは明らかだった。


「それとも…っ…奥が寂しいですか? 入り口だけで物足りないなら──…」

「…ハァ‥ハァ、…ぁぁ…ッ‥…あ」

「本物の玩具を使ってもいいですよ…! ちょうどここはラブホテル……あそこに用意してある、バイブで虐めてみましょうか。指では届かない所まで」

「ぇ──…!?」

「…それとも電マをここに押し当ててみますか?厭らしく膨らんで僕を誘う…っ…この…ツボミ」

「嫌…!」

「──ただ僕は使ったことがないもので、上手く加減ができないかも、しれませんが…!!」

「い や…!!」


喉を反らしたまま私は首を振る。

私のような女がする素振りではないだろう。駄々をこねる子供のようで見苦しい。

でもバイブや電マと聞いた私の本能が、それを酷く嫌悪したのだから仕方がない。


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