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嫌悪に続いて、新たな絶頂が迫る。

白に侵食される意識。

それでも私はうわ言のように拒否の言葉を繰り返していた。


「…ぅ‥─ﾊｧっﾊｧっ‥…は、アっ……！ ‥…い、や！ 嫌──よ……!!」

「──…ｯ…先…輩」

「…‥バイブはっ‥…ﾊｧ、やめ て‥」

「……っ」


その時 少しだけ…私のﾅｶを擦る二本の指の速さが鈍くなった気がした。

葉川くんは何を思ったのだろう。

それが気になっても目を開けて彼の表情を確認する余裕なんてない。

今の私にできるのは、彼の口淫と手淫に導かれて気を狂わせていくだけ──。



そうか


私はとにかく狂いたくて

自分の虚しい運命から目をそらしたくて

そのために葉川くんを利用しようとしたんだわ。