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「僕はあの瞬間から、先輩に興味を持ちました」

「ん？」


葉川くんは当時の状況を思い出して笑っていた。


「先輩の見た目は女性として十分に魅力的なほうだと思います。それなのに男にフラれる、…というのが不思議でして」

「…素直に喜べないわね」

「それに先輩は見かけ倒しではありませんでした。中身も十分に素敵な方ですし。…ね？ ますます興味がわきますよね？」

「ああそうなのねありがとう(怒)」


彼としては本音を話しているだけなんだろうけど、妙に私のアンテナに障る。

ま、思い返してみれば…

出会ったあの日から、葉川くんからのアプローチはあからさまだった。

どーせ、今まで周りにいなかったタイプの女だから新鮮だったとか言いたいんでしょう？



「あと考えられるとすれば──…夜のほうに…何かしら問題があるのかもしれないと、勘ぐりましたが」


「…ｯ─ちょっと！」


「…ベッドの上の先輩はむしろ魅力に拍車がかかっていて、とても気持ち良かった」


「…こ…// こんな所で何言ってるのよ…!!」