無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『はい？』

「富崎(とみさき)家の奥様からのお願いで、今日から１ヶ月だけ
出張で、先生の私生活と栄養管理する事になった空上です」

『わかりました
今、開けますね』

マンションの自動扉が開いて、俺は中に入る。

◇堂山マンション１階・エレベーター前◇

１４年前。

とある事件後から少しして、俺はある目的の為。

ＢＬ業を展開する会社の女社長が住む、富崎家の豪邸のシェフとして住み込みで働き初めて、今はシェフ長として日々仕えている。

◇堂山マンション・エレベーターの中◇

「１４年ぶりだから、凄く緊張するなぁ…。」

富崎家の奥様の仕事で知り合った、ＢＬ作家の人の私生活と栄養不足の現状を知って心配した奥様にお願いされ、今日から１ヶ月間。

そのＢＬ作家の部屋に、出張という形で住み込みでお世話をする事になった。

先方にも許可を取って、お願いされたみたいだ。