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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第3章 ~初めてのすれ違い~

「「「……。」」」

俺の話を、黙って聞いている爪切達。

「どうするか迷ってたら、偶然に信号待ちで近くの道路に止まってた車の中から1人のお兄さんが出て来て、自分の車に乗るように言ってくれたんだ」

あの時は、本当に助かった。

小太郎さんが居てくれなかったら俺、あの時どうなってたんだろうな…。

「その人の車に乗って、借金取り達から逃げる事に成功した俺は、その人の家で手当てを受けたんだ」

よくもまぁ、見ず知らずの人を助けてくれたなぁって思った。

小太郎さんが、良い人で助かった。

「手当のあと、事情を説明して何とか住み込みの家政夫として置いてもらえる事になった」

それから、借金取り達に見つかったりいろいろあったけ事。

借金した本人が、いつの間にか全額返済した事により解決したって事を3人に説明した。

「助けてもらった恩を返し続ける為に、同居って形で仕事をしながら家政夫として、今もその人の家に一緒に住んでるんだ」

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