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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第3章 ~初めてのすれ違い~

◇梅田喫茶店・男性更衣室◇

-大喜視点-

「そっかぁ…。」

「それで今日の朝も、小太郎さんと気まずいままなのか…。」

「うん…。」

翌日。

男性更衣室で、朝陽と信長さんに小太郎さんと気まずくなった経緯を話した。

今朝も、小太郎さんとは気まずいままで、挨拶と最低限の会話しかしてなくて玄関の見送りもなかった。

「小太郎さんは、頑張って何度も笑顔で俺に話しかけようとしてくれてたけど、途中で辞めちゃうんだよ…。」

「多分ですけど、昨日の一件以来
自分が話しかけて、また余計な事を言ってしまうんじゃないかって気にしてるかと」

「俺もそう思う…。」

朝陽の意見に、俺は同意する。

「うーん、難しいなぁ…。」

少し悩む信長さん。

「2人はさ
それぞれ、緋絽(ひろ)さんと隼君と気まずくなった事ってあるの?」

緋絽さんとは、朝陽の恋人の畑本緋絽(はたもとひろ)さんの事で、空手道場の講師をしている人だ。

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