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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第3章 ~初めてのすれ違い~

「ないっすねぇ…。」

「俺もないよ
役に立てず、ゴメンよ…。」

「別に良いよ…。
帰ったらもう一度、小太郎さんに謝ってちゃんと話し合って見る…。」

とにかく、一度ちゃんと話し合わないとこのままじゃいけないと思った。

「うん、それが良いよ」

「お互いに話し合って、自分達の思ってる事を全部言った方が良いですしね」

「2人共、ありがとう」

よし、そうと決まれば今は仕事の事だけを考えて、業務に専念する事にしよう。

◇505号室・作業部屋◇

-小太郎視点-

「はぁ…。」

「先生、今日は元気無いですけど
何かあったんですか?」

「いや、別に何も…。」

昼過ぎ、久しぶりに古野屋の豚丼を食べて帰ると、ちょうどマンションの下に郁君が来ていた。

仕事の打ち合わせで、家に上がってもらって作業部屋で話をしていたんだけど…。

大喜君の事を気にして、元気出す気力が出てこない。

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