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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第5章 ~仲直りの夜と深まる絆~

「お邪魔します」

ずっと、このままじゃいけないと思って、郁君に電話して家に来てもらったんだ。

◇505号室・リビング◇

「冷たいお茶だけど、どうぞ」

「ありがとうございます」

郁君にお茶を出して、リビングのソファーに腰がける。

「その、昨日は本当にゴメンね…。」

僕は、郁君に頭を下げて謝った。

「先生、顔を上げて下さい!」

「ずっと、郁君からの連絡無視して本当にゴメン…。」

「いえ、僕は全然気にしてませんので♪」

笑顔で言ってくれる郁君を見て、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになってくる。

「エリカ先生との対談インタビューも断って、郁君には本当に迷惑かけてしまって…。」

「だから、気にしてませんってば
エリカ先生には、インフルって事で上手く誤魔化しましたし」

すると、郁君が鞄の中から1つの少し小さい紙袋を取り出す。

「これ、エリカ先生からです」

僕に、その紙袋を差し出す郁君。

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