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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第5章 ~仲直りの夜と深まる絆~

「小太郎君だっけ?」

「はい」

元父親は、真剣な表情で小太郎さんを見る。

「きみには、今までお世話になった分のお礼を必ずする
だから、お願いだ!
大喜を俺達に返してくれないか?」

「え、あの…。」

「おい、何を勝手に…!」

突然の元父親のお願いに、小太郎さんは戸惑っている。

「私達、もう一度やり直したいんです
家族3人で、今度こそ一緒に…。」

「頼む!
小太郎君からも、大喜を説得してくれないか?」

「……。」

チラッと俺の方を見ると、再び元両親を見る小太郎さんが口を開いた。

「……僕は、大喜君の気持ちを尊重したいです
彼が、心の底から本当にあなた達とやり直したいって思ってるなら、あなた達に大喜君を素直にお返しします」

「小太郎さん…。」

「ですが逆に、大喜君が心の底からどうしても
あなた達と暮らしたくないって言うんなら、大喜君をお返しする事は出来ません」

小太郎さんは、真剣な表情で俺の方へ向き直る。

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