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WーWING

第3章 俺達、WーWING

「っ!!」


 心に熱い矢が刺さった。


 愛を持って頑張れば、もっと勉強に励める。隼斗は、優雅が僕に教えたかった事の意味を理解した。


「そうだよね……彼女と一緒に勉強するなら、落ちるなんて、恥ずかしいことできないよ!!」


「だろ? そこでだ……」


 優雅は隼斗に顔を近付ける。


「俺達、組まないか?」 


「えっ!?」


「二人で協力しあうんだ。この場合、もし、俺が先に彼女を作ったら、彼女の友達を紹介するんだ。もちろん、先にお前が彼女を作ったら、彼女の友達を俺に紹介してくれ。こうすれば、お互いに花を掴みながら、卒業できっだろうが」


 今度は隼斗から右手をだした。


「それ、いい考えだよ!! 羽佐間くん、頭いい!」


「優雅でいいよ。お前、下は?」


「う~ん、恥ずかしいけどタケノコの里」


「いや、下って名前を聞いてんだよ。お前のサイズ聞いてねえよ」


「あ、ごめんごめん……僕は隼斗」と赤面しながら言った。


「いい名前だねぇ、じゃ、隼斗って呼ぶよ。お互い名前はイケメンだな」


「じゃ、僕達、二人のチーム名決めないかい?」


「チーム名?」


「二人で団結することが大事だからね」


「なるほど、コンビでいくからな」


 二人は、生徒手帳にいろいろと書き記した。

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