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WーWING

第4章 互いに結ぶ?

 二人はゲームセンターを出ると、トボトボと、学校に向かって戻っていった。


 優雅が頭を傾げる。


「いや、ゲーセンだったらさぁ、女の子でも、楽しくてテンション上がってんじゃんか、そのノリできっかけつくれねえかなって、思ったんだけどなぁ……」


「なかなか壁は高いね」


「人間、容姿なんかなぁ……隼斗、きらびやかなブスと、小汚なくかわいい子なら、どっち選ぶ」


「かわいい子かな」


「だよな……やっぱり、容姿かなぁ」


「う〜ん、顔より性格重視って、絶対嘘だよね。言ってるやつの大半、相手はイケメンか美人だもん」


「わかってるねぇ〜隼斗ちゃん!! イケメンのクセにすんげ〜ブス連れて歩いてるのみたら、なに、いいやつに見られようとしてんだって、思うよな」


「わかるわかる、美人が、とんでもない醜男連れて歩いてたら、称賛するよね」


 二人は意気投合していた。


 今朝、初めて喋って、昼に友達になって、帰りにいい雰囲気になっている。


「いや、楽しいぜ相方よぅ、今日はダメだったけど、明日、頑張ろうな」


「なんか、毎日が楽しそうだ。もっと早く知り合えたらよかったね」


「嬉しいね、隼斗! また明日な!」


「うん、お疲れ、優雅!!」


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