
WーWING
第4章 互いに結ぶ?
「よし、隼斗。とにかく、ここに書いてる通り、まずは普段、ずっと手を繋ぐんだ。なるべく体を密着させてな」
「いや、どこに書いてるの?」
「わからん」
自分で書いた字が、わからなくなったパターンだ。
「まず、体を密着させることで、周りから“あの二人、ひょっとして……”を想像させるんだ」
「上手くいくかなぁ……逆に気持ち悪いって言われないか?」
「男子にはどう言われたって、関係ない。女の気を向けるんだ」
「でも、女子に気持ち悪いって言われない?」
「我々が仲のいい女子を見ても、何も思わないだろ。向こうだってそうだよ。そう思ってたらBLなんて興味持たないだろ」
「そうだけど……」
「リアルBLを見せつけて、女子の気を向けて、きっかけを作って、仲良くする。それが、BL作戦だ」
隼斗は少々、不安だった。だが、優雅も自分も同じ目的を持っている。
他に方法がないなら、ついていこうと思った。
「いや、どこに書いてるの?」
「わからん」
自分で書いた字が、わからなくなったパターンだ。
「まず、体を密着させることで、周りから“あの二人、ひょっとして……”を想像させるんだ」
「上手くいくかなぁ……逆に気持ち悪いって言われないか?」
「男子にはどう言われたって、関係ない。女の気を向けるんだ」
「でも、女子に気持ち悪いって言われない?」
「我々が仲のいい女子を見ても、何も思わないだろ。向こうだってそうだよ。そう思ってたらBLなんて興味持たないだろ」
「そうだけど……」
「リアルBLを見せつけて、女子の気を向けて、きっかけを作って、仲良くする。それが、BL作戦だ」
隼斗は少々、不安だった。だが、優雅も自分も同じ目的を持っている。
他に方法がないなら、ついていこうと思った。
