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WーWING

第6章 ディープインパクト

 優雅は洗濯機を開けた。


 中を覗き見ると、その中に手をつっこんだ。


 そして、姉、結愛の水色のブラジャーとパンティーを取り出した。


 優雅は両手で丸めて、顔に押し当てた。


 そして、思いっきり匂いを堪能した。


「ん〜、いい……」 


 ツンとした聖水の香りが、ボディーソープの香りと混ざり、鼻につく。


 自然に己のモノが膨張する。


「フフフン……どうだバッキャロー。隼人、待ってろよ」



 その隼斗は、食事を終え、部屋で勉強をしていた。


「なんだろうな、妙なゾワゾワ感が……大量のゲジゲジのように背中に這ってきたような気が……」


 隼斗は背中を壁にこすりつけ、ゴリゴリと体を動かした。


 背中が広いため、ふつうに孫の手を使っても、まず届かない。


「このままじゃいけない。このままじゃいけないんだよ。集中して勉強だ。頑張らないと……」


 本来なら塾に行くべきなのだろうが、家計を考えると自力で頑張るしかなかった。


 だが、いろんなことが頭を過り、集中力を断絶していく。

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