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WーWING

第7章 二人だけ

 優雅も初めて口に入れたのだろう。


 どうしていいのか、わからない様子。


 なかなか、アダルト映像のようにはいかなかった。


 だが、それでも隼斗には感じたことのない快感。


 目を閉じていれば、女性にされているのとなんら変わりはない。


(いま、自分はアイドルの誰かにしゃぶられている)と思い込むようにした。


「隼斗、気持ちいいか?」


 現実に戻された。


「隼斗……頼むよ」


 目を開ければ、優雅も自分と同じように、腰を浮かせていた。


 そのギンギンにそそり立つ優雅の肉の棒を、隼斗は手で触れた。


 自分以外のアレを、初めて触った。


 隼斗はなんの抵抗もなく、それを口に含んだ。


「ほほぅ……」


 優雅から裏声が出た。


 くわえて、上下にピストンするしか出来ない。


 まだ舌を使ってやる勇気が出ない。


 自分はなにをしてるんだと、ついさっきまで思っていたが、もう優雅のノリに自分も入ってしまっていた。

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