武橋さんのセフレを希望します。
第1章 ◇section1
武橋さんは、私を背後からぎゅっと抱きしめた。
吐息が首にかかってくすぐったい。
「ひゃっ!」
べろんとうなじを舐めあげられて、思わず驚きの声が出る。
「びっくりしました…」
「ごめんごめん。あんまりガチガチだったからな」
「あ…」
そうか。緊張しまくりだと、武橋さんもしにくいよね。
まぁ、緊張するんですけどね!!!!
「あっ…。んんっ」
舌が耳元をはって、耳たぶを甘噛みする。
手は、バスローブの襟元からすっと私の肌へと触れる。
武橋さんの指先が、胸の膨らみをたしかめるように優しく触れる。
輪郭をたしかめるように、感触を楽しむように、私より大きな手で、指で、優しく撫でるように触れる。
「あっ…ん、ん」
指先が、胸の突起に触れた。
思わず体が弓なりにまがって、体を後ろの武橋さんにあずける形になってしまう。
「これ、気持ちいいか?」
「…ん。わかん、ないです」
「嘘つき」
「んんっ!」
指先でつまんでみたり、はじくようにいじる。
突起をはじかれるたびに、思わず体がピクンと動いてしまっているのがわかる。
「ビクビクしてる」
いちいち言葉にされる度に、改めて確認してしまって恥ずかしい。
「今から恥ずかしがってちゃもたねえぞ」
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