
武橋さんのセフレを希望します。
第1章 ◇section1
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「へぇ。顔がそんな変わらないもんなんだな。大学生っていったら、もっと顔が変わるぐらいの厚化粧かと思った」
「私がそんなに厚くしないので。というか、すっぴんをそんなジロジロ見ないでくだい…」
「風俗にいくことは何度かあるけど、こうやってただの大学生相手にするのは珍しいからな。というか、顔見られるだけで恥ずかしがるな。もっとすごいとこ見られるのに」
「っ……」
あ、やばい。
なんか今の発言で、急にものすごく恥ずかしくなってきた。
思わず黙り込んでしまう。
視線が慌ただしくなるけれど、武橋さんの肌色が目に入って思わず視線を落とした。
も~。なんで、バスローブとか着てくれなかったの。
そりゃ、すぐ脱いじゃうかもだけど、パンツだけって。
武橋さんも、そんな私をみて黙り込んでしまう。
武橋さんの手がすっと私の方にのびてきた。
思わずぎゅっと目を閉じてしまったけれど、手は頬を優しく撫でるだけだ。
「じゃあ、お前の元カレよりもいいセックス、始めますか」
「お願い、します」
