
武橋さんのセフレを希望します。
第2章 ◇section2
「ひゃぁっ! あっあん」
武橋は親指と人差し指を使って、擦りあげるようにその突起を触る。
ぬるぬるなのが、もうどこなのかも分からない。
「きもちぃ…」
言葉にしてから、はっとなって口を手で覆った。
今私、なんてことを。
恐る恐ると武橋さんの方を向くと、してやったり、という顔で私を見ていた。
恥ずかしくなって顔を背けたけど、武橋さんの手は私の一番恥ずかしいとこにあてられている。
武橋さんが指で舐め上げるように触ると、私の背中も弓なりに沿った。
「ここ、気持ちいいみたいだな」
「そこ、ばっかりぃ」
「お前の腰、動いてるぞ」
「?!」
武橋さんの指を追いかけるように、つま先をたてて腰を浮かしてしまっている。
こんなの、自分じゃない…。
ほぼ無意識の自分の行動、素で驚くと同時に、例えようのない羞恥に襲われた。
私、武橋さんの指に触れて欲しくて、たまらないってこと?
