kiss & cry
第5章 x A 大学生カップルの甘々エッチ
N「っ、・・・ハァっ、ま、さき・・・」
A「・・・はぁ、っ、かず…」
喰むように口唇を挟まれたり、お互いの
口唇の感触を確かめ合うように重ねたり。
お互いの顔の角度を変えながら、
まるで高校生のようなフレンチキスの応酬。
それでも相葉くんの首に回した手を
自ら解くことはせず、むしろ一層引き寄せて
相葉くんとのキスに夢中になった。
お互いに至近距離で目は開いたまま。
たまに微笑むように細められる相葉くんの
黒目がちな目がたまらなく俺を惹きつける。
A「・・・っ、かず…」
一瞬口唇をはなし、相葉くんが
見せつけるように赤い舌を覗かせた。
N「・・・っ、」
キスなんて、何回もしてきたのに。
どうして相葉くんの口唇に、舌に、
こんなにドキドキするんだろ。
俺も相葉くんを真似て、
少し控えめに舌を覗かせると、
待ってましたとばかりに相葉くんの口唇が
俺の舌を捉えた。
舌で歯列を舐められるとゾクゾクする。
舌を口唇で吸うようにされると下半身に響く。
チュクチュクとお互いの唾液が混ざり合う音に
どうしようもなくコーフンした。
ちゅ・・・チュク、、、くちゅ、っ・・・
次第に荒くなる息づかいと、
痺れるほどに絡め合う舌先。
抜群に気持ちいい相葉くんのキスに、
溶けちゃうかも・・・なんて
柄にもないことを思った。