kiss & cry
第6章 x J メイドな男の娘
N「・・・ねぇ。
この衣装も監督の趣味なわけ?」
O「おっ♡いいじゃんいいじゃーん♡」
黒ベースの極ミニのワンピースに
白いフリルのエプロンとカチューシャ。
白のニーハイは
黒い革のガーターベルトで止められている。
そんで持って下着は薄ピンク。
当然のように女の子ものだ。
暗めのブラウンの巻き髪ウィッグが
顔にかかってうっとおしい。
J「お?いいじゃんニノ♡」
はい、またしても変態登場。
O「だろぉ?この衣装で白パンツは
流石に狙い過ぎかなぁと思って・・・
潤、ちゃんとカメラでパンツ写してから
脱がせろよ?」
どこの演出にこだわってんだよ。
N「…もう、さっさと終わらせよーぜ、」
O「あ、潤。これ…」
J「おおお。これが噂の。
ありがたく頂戴しますね、と。」
セットに移動する俺の後ろで
変態同士が怪しげなやりとりをしているとは
つゆ知らず。
俺はスタンバイの位置で
監督のスタートを待った。