kiss & cry
第8章 x S 深夜のオフィスで淫らな残業
真っ暗なオフィスの中。
俺と翔ちゃん課長の肌がぶつかる音と、
2人のいやらしい吐息だけがこの空間に響く。
N「ゃあんっ、かちょっ、ぉ!
んっ…気持ち、いぃ……!!」
翔ちゃんの首に腕を回し、
デスクの上で貫かれる俺。
S「っかずなり………っ!」
N「かちょお………もっと…!っんぐ?!」
パシンパシンと打ち付けるように
激しく出入りしていた翔ちゃん課長が
不意にピタッと動きを止め、
俺の口を手で塞いだ。
S「ッシ!…誰か来る…!」
翔ちゃん課長の言葉に耳をすませば、
コツコツと徐々に近づいて来る革靴の音。
S「っ…しっかり捕まれよ?」
N「 っん、んんんーーー!!!」
翔ちゃん課長は俺の膝裏に両手を入れ、
貫いたまま抱き起こすと
そのまま入り口からは死角となる
給湯室へと移動した。
N「ん、ふ、…ふぁ、ん…」
S「かずなり、声我慢して・・・! 」
我慢してって言ったって、
いわゆる駅弁スタイルじゃ、一歩ごとに
奥深くまで届く刺激が強すぎて…!
N「んぁ、課長・・・おろ、して……! 」
距離にして3、4メートルのこの移動で、
もはや俺の中はトロトロのぐちゃぐちゃ。
いい加減にしがみつく腕も限界だ。
翔ちゃん課長は、
俺のお願いを聞いてニヤリと笑うと
片足だけを地面に下ろしてくれた。
もう片足はもちあげたまま、
入り口側をチラッと確認すると、
抜けそうだった結合部の繋がりを
一気に最奥まで打ち込んだ。
N「っはぅんっ!! 」
思わず衝撃で給湯室のシンクに仰け反るように
上体を預けると、入り口の方から
さっきの革靴の主と思われる人物が
"誰かいますかー?"と声をかけてきた。