kiss & cry
第8章 x S 深夜のオフィスで淫らな残業
コツ…コツ…
徐々に近づいてくる足音と、
懐中電灯だろうか?ぼんやりとした明かりが
床に広がる。
S「…こんなとこ見つかったらまずいな?」
耳元で笑みを含みながら囁く翔ちゃん課長。
N「……っ、ふ、…ック…! 」
俺のナカでビクビクと蠢く快感に
翻弄されないように、
必死で口元を抑える。
S「ぁ……締まった。
なに?見られるかもしれないと思って
興奮しちゃった?」
そういって、腰をメリメリと
ゆっくり埋め込んでくる翔ちゃん課長。
N「んぅ…!っふ・・・、」
S「ぅあ、やべっ・・・、ィきそっ‥‥!」
N「!!!」
ただでさえ必死で声我慢してんのに、
いまナカを刺激されたら確実に見つかっちゃう!
ふるふると首を横にふるが、
翔ちゃん課長はニヤリと笑った顔のまま
グイン、と腰を突き上げてきた。
N「っ!!!!っぁ、あ・・・!」
S「ぅあっ…!ばかっ…!」
ぎゅぅう、と締め付けたのが自分でもわかった。
羞恥と興奮がカラダの中でぐるぐるぐるぐる
おかしくなるっ・・・!
N「ぅ、あ……かちょぉ、っ!」
S「はっ、かずなり………だめだ、!ィクっ!!」
ビュクビュク!とナカに放たれた
翔ちゃん課長の白濁。
注ぎ込まれる勢いがすごくて、
音が漏れてるんじゃないかと不安になるほど。
S「だめだっ…まだ出るっ…!…っく、 」
なおも止まらないで注がれる
翔ちゃんの熱い白濁。
N「んぅ、…んん…、んぅ、 」
全身が心臓になったかのように
バクバクと脈動する音がうるさい。
声を抑えきれたか不安になって
もう一度革靴くんの方に目を向けると、
革靴くんは見当違いな方向を
懐中電灯で照らしながら
おっかしーなぁ…とボヤきつつ、
踵を返していった。
完全に足音が聞こえなくなると、
翔ちゃんはもちあげたままだった片足を
グリン、と返し、
俺の上体はシンクに突っ伏した。