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改めましてお願いします、

第7章 始業式。

昨日合宿で告白した。
「怜。中学生の頃から好きでした。
付き合ってください。」
「ゴメン…。友達としてしかみれない。」

そう。楓ちゃんが聞いて教えてくれた答えは、同志としてしかみれない。恋愛対象としては、みれないとの事だった。だから結果は、見えていたはずなのに。だけど告白した。だから泣く筋合いは、無いはずなのに。自己責任なのに。
楓ちゃんとの関係も怜との関係も壊したくなかった。だけどそんな行動をしてしまった。
そんなことを考えながら学校に行ったもんだから
顔が死んでて泣きそうになってたのか響に
「涼花…。顔死んでるよ…。なんかあったの?」
「フラレた。」
とだけ小声でこたえた。そしたら無言とズシッとした空気がのこった。
道場には、当然のごとく菜花センパイは、いた。
私が道場について4~5分後怜がきた。
菜花センパイは、
「意識しない方がいいよ。」
とだけ言ってくれた。だけどやっぱり顔を合わせると泣きそうになる。だけどこいつにだけは、絶対空手以外で泣いているところは、見られたくなかった。そんなほころびを見せたくなかった。
それから1ヶ月は、コイツに対し犯罪者を見るような目で睨みつけてなかったら涙が零れてしまいそうだった。会話は、いつも通りなのに。
家に帰って気が抜けた途端、涙が溢れてきた。
やっぱり私は、アイツのことが好きだったのだろうか。

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