
Secret
第27章 達也
部屋をさっさと出てエレベーターに行くと後から慌てて追ってくる達也。
「おいっ!!待てって!!!」
肩を掴まれるけど直ぐに払いのけエレベーターに乗った。
「結城ッ!!!・・・・・お前やめるとかマジで言わねぇよな?」
・・・・・・。
10階を押し私は何も言わなかった。
「なぁ~ッ・・・・もう涼さん帰ってくるし・・・・別に辞めなくっても・・・」
何今更言ってんの????
10階に着きエレベーターを降り早歩きで扉に向かうと・・・・。
「なぁぁっ!!ちょっと待てって!!」
グイッと肩を掴んできたッ・・・・。
「触らないでってばっ!!!!・・・・なんなのっ?!・・・・」
私が言い返すと達也はビックリした顔をして私を見た。
「・・・・私・・・・達也の発散道具じゃないんですけどッ!!!!」
そう言ってドアノブを掴むと・・・・。
「結城ッ・・・・」
達也がまた掴んできたけど・・・勢いよくドアを開けた・・・・。
・・・・・・
