
Secret
第27章 達也
一回声を出したらまた涙が流れた。
自分でここに入るって決めたくせに・・・。
こんな事もあるのかもしれないけど・・・・。
私はもうダメだ。
涼が私の肩を掴み・・・・。
「座ろう・・・(笑)な???・・・・一回座ろう・・・・。」
・・・・・・。
涼に促されてソファーに腰掛けると・・・涼は私の前にしゃがみ手を握った。
顔が見れない・・・。
その横に堂本さんがしゃがみ背中を摩ってくれた。
「結城様・・・・達也と何が?・・・・」
・・・・・・
「結城???」
涼が私の手を摩って言った・・・。
・・・・・・。
「・・・・達也が・・・・・怖い・・・・・・」
そう言うと・・・摩ってくれている涼の手に私の涙が落ちて・・・堂本さんが涙を拭いてくれた。
「結城?・・・・達也に何された?」
・・・・・・・。
思い出すとまたボロボロ涙がどんどん出て来て・・・・。
手で拭うと・・・・。
堂本さんが私の手を掴み・・・。
「結城様、・・・・失礼しますッ!!!!」
カーディガンの袖を捲った。
