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*好きが好きで好き*

第1章 店員さん

オムライスの中でも色々と種類があって、迷った挙句チーズオムライスに決めた




お父さんとお母さんは

どうせいつも通りだろうから

注文決めはもう終わりかな



だからもうそろそろあの曲がり角から店員さんが現れて


注文を取ってくれて


私のオムライスが出来上がる!!!




なんて思いながらまたスマホをいじり始めると…






「ご注文はお決まりでしょうか」



本当に現れてしまった。



声に反応してふと見上げる










『……』












その瞬間、言葉を失った。



周りが白くなって

彼だけが輝いて見えた



と同時に全てがスローモーションに見えた







「とろける三種のチーズオムライスとシーザーサラダの卵抜きとサーモンピザですね、かしこまりました」







気づいたら注文を済ませた彼はお辞儀をしてそのまま去ってしまった

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