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Deep Night《R18版》

第9章 ムツミ


「俺もそろそろイキたい」

「好きにしろ」

電源を切って玩具を蕾から離すと、男はムツミをソファーへと押し倒して腰を持ち上げる。

両腕で座面に手を着くと、背後から腰を打ち付ける男に再び喘ぎ狂った。

「待って、ンッ、出ちゃっ、出るッ、アッ!」

びちゃびちゃと吹き散らかしながらも律動を止めない男は、飛び散る飛沫に「漏らすなよ」と冷やかしながら尻を叩く。

「ンンッ、そこッ……アッ」

「ここ?」

「んぁ、ソコ、気持ちいいッ、」

絶頂したばかりだというのに、押し寄せる快感を貪りつくそうとするムツミに男は律動を早める。

「アッアッアッ!イクっ、イっちゃ――アアア」

「ッ出る、クッ」

最奥で熱を放った男に足をガクガクと震わせて前のめりで倒れ込むと、ナカから肉棒が抜け落ちた。その瞬間ですら快感が走ってしまう心地良さにムツミは笑った。

「もう一発ヤリたいとこだけど、時間かな?」

「一回ヤれば十分だろ」

飽き飽きしながらもニーナを見つめる太客は、性欲よりも優先したいものがあるのだろう。

「最後に舐めてよ」

「分かったから水飲ませて」

喘ぎすぎて喉がカラカラなムツミは男から水を貰うと、一気に飲み干した。

「そんなに飲んでるから潮吹くんだよ」

「腹が膨れるなら何でもいい」

満足に食べれない中で水は貴重だった。
腹が膨れるだけでも十分と思えるほど飢えているなんて客が知ったことではない。

舐めても腹が膨れることの無い肉棒よりも水の方が大事だと、ここに居る女は痛いほど分かっている。

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