Deep Night《R18版》
第6章 No.623
どすどすと荒々しく足音を立てて部屋に戻ってきた女は息巻いて怒りを露にする。
「あんの包茎クソ野郎!新人にしてはババアだとか抜かしやがった!」
「またムツミの愚痴が始まったよ」
割と古株な方に入る女、ムツミはここではまだ新人に括られてる。
そんなムツミは以前にも似たようなとこに居た。
最初はちょっと汚い店だと思えばいいと思っていたムツミはすぐに過去最悪な店だと悪態ついた。
「大体食事は1回だけ風呂は冷水シャワーのみ、生理休暇無しで専門?そういうプレイが好きなオッサンの相手しなきゃいけないしちょっと逆らえば鞭打ちされるらしいしマジでないわこの店!」
「何を今さら文句言ってんだい」
聞いている女は呆れながらも愚痴を溢すムツミに適当な相槌を打つ。
「自前のランジェリーがあったから他よりはマシ。つーか全然マシ」
「あぁそうかい。良かったね」
ムツミの愚痴を適当に流すも独りでに喋り倒すつもりでいるのか止まることはない。