
掟破りな恋をしよう。
第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。
どうやら、何も無いもところで
つまずいてしまったらしい。
中に浮いた私の身体は
そのまま勢い良く地面に叩きつけられる。
その反動で、手に持っていた水波さんの資料を
手放してしまった。
きちんと並べられていた資料がバラバラになって
床に散りばめられる。
「ど………どうしよう…!!!!!」
私は重たい身体を慌てて起こし
床に散らばった資料を急いで集め始める。
最悪だ…………。
考え事なんかしながら歩いてたからだ。
水波さんに申し訳無い事しちゃった…。
私が資料を集めていると
横を通りかかった男の人が私の近くで足を止めた。
そして、床に散らばった資料を一緒になって
集め始めてくれる。
嘘…………。
手伝ってくれてる…!!?
