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掟破りな恋をしよう。

第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。





地面に散らばった資料を
なんとか全て拾い終えた。



私はお礼を言うために、協力してくれた
男の人の方へと顔を向ける。




「あの、ありがとうございました。
本当に助かりました…!」


私がそう言うと、下を向いていた彼の顔が
私の方へと向けられる。









しかし………。

















その顔に笑顔などは無く
むしろ睨みつけるような目で私の事を見ている。














「…その資料、貸せ。」


男の人は表情を一切崩さず
低い声で私にそう言った。




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