
掟破りな恋をしよう。
第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。
そして、並べ終えてた資料を私の方に差し出す。
「ありがとう……ございます。」
私が資料を受け取ると
男の人は嫌味そうに笑って立ち上がった。
「ま、せいぜいクビにならないように
頑張れよ。新人。」
吐き捨てるようにそう言うと
彼はエレベーターの方へと向かって行った。
……………何なの?
あの最低男!!!!!!!
せっかく拾ってくれたから
お礼を言ったのに、あの態度は無いわ…。
それに加えて
「クビにならないように頑張れ」……とか。
お前に言われなくても頑張るっつーの!!!!
あーもう、せっかくいい気分だったのに
あいつのせいで一気に台無しになっちゃった…。
