
掟破りな恋をしよう。
第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。
さっき、10Fの廊下で出会ってしまった
あの最低男。
いや、まさか……………ね。
そんな事あるはずない。
アイツが、仕事ができて責任感も強くて
社長からも一目置かれているような人になんて
とてもじゃないけど見えない。
神咲さん………か。
時間があるときに水波さんにどんな人なのか
詳しく聞いてみよっと。
自分の仕事もあるし、そろそろ3Fに帰ろうかな。
「それでは、私もそろそろ仕事に戻りますね。
失礼致します。」
「あぁ、そうか。
今日は本当にありがとうね。仕事頑張って。」
「はいっ!」
社長に励ましの言葉をもらい、心が暖かくなる。
社長も、部署内の先輩も本当に良い人達ばかりだ。
ここで働けるようになって本当に良かった。
そんな事を考えながら、私は社長室を後にし
自分達のフロアである3Fへと向かった。
