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掟破りな恋をしよう。

第2章 彼の素顔。






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資料室の前に着くと、扉には
『使用中』の看板が掛けてあった。




………よし。


私は扉をノックし、部屋の中へと足を運ぶ。




「失礼します…………。」






……あれ?

部屋を見渡す限り、誰もいないようだ。



資料室からはまるで人の気配を感じない。




「神咲さん、どこだろう…?」






部屋の奥の方に、何列も並んでいる本棚がある。


あそこにいるのかな?





私は本棚の方へと向かってみることにした。





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