
掟破りな恋をしよう。
第3章 彼と共に、恋を知る。
「今日はもういいよ。
また明日から手伝ってくれる?」
!!!!!
え、でも………………。
「その顔やめろ、未来。」
神咲さんはそう言うと
私の頬をムニッとつねった。
あ、また名前で呼ばれた……。
これで2回目。
神咲さんに名前呼びされるの慣れてないから
なんかくすぐったい感じというか
恥ずかしい………………でも、嬉しい。
好きな人に名前を呼ばれるって
不思議な感覚だ。
" 未来 "
飽きる程呼ばれ慣れているはずの名前が
凄く素敵に思えるのはどうしてなんだろう。
