
Our Destination
第10章 君といたら、隠せなくなる気持ち
「今回やるのは少し切ないお話なのかな…」
「そうだね、青春謎解きって言われてるみたいだからねー、俺も気になってたし」
移動中、玲佳ちゃんと話していた
今回はコラボではないオリジナルの公演で、高校生のある青春の1ページを切り取ったような作品とのことで、主人公が好きな女の子の秘密を解き明かすものらしい
「今回も脱出できるかな…頑張りたいな…」
「大丈夫だよ!玲佳ちゃん、前回もすごかったからなー!」
「そんなことないよ…?あれはたまたまで…」
「たまたまではないでしょ!あそこまで完璧に最後の謎解いたんだよ?偶然なんかじゃできないよ!」
「そうかな…?」
さっきまでは大きい通りを隣同士で歩いていたが、少し狭く人通りの多い道をすり抜けるように歩き、俺が少し前を行く形になった
「あれ…?そのキーホルダーどうしたの?」
玲佳ちゃんが少し不思議そうな声で尋ねてくる
「え?キーホルダー?」
「それ、この前のアニメコラボの脱出ゲーム限定のやつだよね…?買ってたの…?」
「あっ…!これ…?あっ…えっと…あれだよ!こないだ玲佳ちゃん買ってて、なんかいいなーと思ってさ!」
「そうなんだ…」
カバンにつけていた、前回来た脱出ゲームのグッズとして売られていたキーホルダーが見つかってしまった
"この前買ってたから同じの欲しくて、玲佳ちゃんがトイレ行ってるスキに買ったとか言えないよな…"
「ほら!なんかいい感じだし!それに今日も脱出ゲームだから!」
「あっ…うん、おそろいになっちゃったね…」
よく見ると玲佳ちゃんのカバンにも同じキーホルダーがついていた
「あっ!ついたよー!」
「うん!」
目的地に着き、ビルの中へ入った
「そうだね、青春謎解きって言われてるみたいだからねー、俺も気になってたし」
移動中、玲佳ちゃんと話していた
今回はコラボではないオリジナルの公演で、高校生のある青春の1ページを切り取ったような作品とのことで、主人公が好きな女の子の秘密を解き明かすものらしい
「今回も脱出できるかな…頑張りたいな…」
「大丈夫だよ!玲佳ちゃん、前回もすごかったからなー!」
「そんなことないよ…?あれはたまたまで…」
「たまたまではないでしょ!あそこまで完璧に最後の謎解いたんだよ?偶然なんかじゃできないよ!」
「そうかな…?」
さっきまでは大きい通りを隣同士で歩いていたが、少し狭く人通りの多い道をすり抜けるように歩き、俺が少し前を行く形になった
「あれ…?そのキーホルダーどうしたの?」
玲佳ちゃんが少し不思議そうな声で尋ねてくる
「え?キーホルダー?」
「それ、この前のアニメコラボの脱出ゲーム限定のやつだよね…?買ってたの…?」
「あっ…!これ…?あっ…えっと…あれだよ!こないだ玲佳ちゃん買ってて、なんかいいなーと思ってさ!」
「そうなんだ…」
カバンにつけていた、前回来た脱出ゲームのグッズとして売られていたキーホルダーが見つかってしまった
"この前買ってたから同じの欲しくて、玲佳ちゃんがトイレ行ってるスキに買ったとか言えないよな…"
「ほら!なんかいい感じだし!それに今日も脱出ゲームだから!」
「あっ…うん、おそろいになっちゃったね…」
よく見ると玲佳ちゃんのカバンにも同じキーホルダーがついていた
「あっ!ついたよー!」
「うん!」
目的地に着き、ビルの中へ入った
