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Our Destination

第10章 君といたら、隠せなくなる気持ち

オリジナル作品ながら、このために作られたアニメが流れ、一気に物語の世界に入り込む
ストーリーテラーである担任の先生役の方の合図でゲームが始まった

「お願いします!」
誰からともなく挨拶して、謎に取り掛かる
話し合いをしつつ順調に解いていく

「悠輔くん、これやってみたけど…わからないよ…」
「んっ?あっ、これか…俺行けるわ!やるね!」
前回は何も言い出せず困ってた玲佳ちゃんが積極的に声を出してる
"なれてきたんだな、楽しそうでよかった"
そう思いつつ玲佳ちゃんから受け取った謎を解く

「もしかしてこれがラストのやつかな…なかなか難しそうだね…」
終盤、常連のお姉さんが少し困った顔で言う
確かにひらめきが求められそうな謎だが、これを解かないと女の子の秘密にたどり着けずに失敗になる
"なんとかしないと…"
そう思って隣を見ると、真剣な顔で謎と向き合う玲佳ちゃんがいた
「うーん…これがこうで…えーっと」
小さく声をだして確認しているようだった

残り3分
流石にお手上げだ、ひらめきそうにない
常連のお二人も困った顔をしている
そんなときだった

「あぁ!!わかったかも!」
「え?ほんとですか?」
玲佳ちゃんの大きな声に、常連のお姉さんが反応する
「もしかして…これがこうで…」
"来た…。これだ…。この間も見たやつ…。"
玲佳ちゃんが一気に謎を解き、答えが導かれた
「よし!いこう!」
玲佳ちゃんが導き出した答えを提出した
その数秒後、制限時間の60分が終わりゲーム終了となった

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