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Our Destination

第10章 君といたら、隠せなくなる気持ち

「おお!うまそうじゃん!」
「うん、このカルパッチョおいしそう!」
頼んでいたカルパッチョがテーブルに来た

「悠輔くん、待っててね?」
「えっ…?」
玲佳ちゃんはお皿に取り分けてくれた
「おまたせしました、どうぞ…!」
「あっ!ありがと!」
「ううん…?たべてみて?」
玲佳ちゃんは優しく笑いながら自分の分のカルパッチョをお皿にとっていた

その姿を見つつ一口食べる
「これ、うま!!」
「えっ!ほんと??」
「まじうまいから食べてみてよ!」
「うん!」
玲佳ちゃんも一口食べる
「ほんとだー!おいしいね!」
「でしょー!」
玲佳ちゃんは笑顔のまま食べ続けていた

「悠輔くん、ローストビーフきたよ!」
「おお!これもいいなー!」
「これはハイボールに合いそうだね!」
「そうだね!」
玲佳ちゃんは話しつつ、また俺の分を更に取り分けてくれている
「玲佳ちゃん、さっきもしてくれたのにまた俺の分とってくれてありがとね?」
「ううん?気にしないで?ほらたべよ?」
「うん!」

ひとくちたべるとワサビ仕立てのソースがかかっていて、ピリッとした辛味が来るけど、肉の旨味も感じられる
「これもうますぎる!」
おもわずハイボールを飲む
「悠輔くん、ハイボールと合う?」
「これ、最強かも!」
「そうなんだ!じゃあ私も…」
玲佳ちゃんも一口食べてからハイボールを飲んだ
「うん!最強だね!」
玲佳ちゃんはずっと笑顔でいてくれる

ほんとに玲佳ちゃんの笑顔好きだな…

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