
Our Destination
第10章 君といたら、隠せなくなる気持ち
「玲佳ちゃんって、普段はすごく周りのことを考えてて…、それが玲佳ちゃんの優しさなんだろうし、いいところなんだと思うけど…、思いっきり楽しんで笑ってる顔がほんとに可愛いと思うんだ」
「うん…」
きっと、俺すげえ真面目な顔で話してるんだろうな…
玲佳ちゃんも真剣に聞いてくれてる
「正直いうけど、ライブの日、本気で楽しむ玲佳ちゃんを見て俺はすげえ優越感があったんだ」
「優越感…?」
「うん…きっと仲のいい真希ちゃんですら、玲佳ちゃんのあんなに本気で遊んでる姿知らないんだろうなって思ったら、すげえ嬉しくて…」
「うん…」
「きっと、玲佳ちゃんを狙ってる男もいるのかも知れないけど、そいつらもこんな玲佳ちゃんの表情知らねえんだろうなって思ってさ…」
「そんな…私を狙うなんて…」
「俺、聞いちゃったんだよ…。学食歩いてたら"望月さんめっちゃタイプ"って言ってる同期の男の会話も、購買で"望月ちゃん、まじ狙おうかな"って言ってる先輩の会話も…」
「そんな人いるわけ…」
玲佳ちゃんはありえないって顔をしていた
「俺はそんな嘘つくような真似しないよ?まして、なんで玲佳ちゃんに嘘言う必要があるの?」
「だって嘘だよ…そんなの…私がそんなこと言われてるわけないから…」
「俺は嘘なんて言わないよ?好きな人に…大好きな子に嘘なんてつくわけないよ!」
「えっ…」
玲佳ちゃんは俺を見つめてる
ここまでいってしまったらちゃんと言わなきゃ
「うん…」
きっと、俺すげえ真面目な顔で話してるんだろうな…
玲佳ちゃんも真剣に聞いてくれてる
「正直いうけど、ライブの日、本気で楽しむ玲佳ちゃんを見て俺はすげえ優越感があったんだ」
「優越感…?」
「うん…きっと仲のいい真希ちゃんですら、玲佳ちゃんのあんなに本気で遊んでる姿知らないんだろうなって思ったら、すげえ嬉しくて…」
「うん…」
「きっと、玲佳ちゃんを狙ってる男もいるのかも知れないけど、そいつらもこんな玲佳ちゃんの表情知らねえんだろうなって思ってさ…」
「そんな…私を狙うなんて…」
「俺、聞いちゃったんだよ…。学食歩いてたら"望月さんめっちゃタイプ"って言ってる同期の男の会話も、購買で"望月ちゃん、まじ狙おうかな"って言ってる先輩の会話も…」
「そんな人いるわけ…」
玲佳ちゃんはありえないって顔をしていた
「俺はそんな嘘つくような真似しないよ?まして、なんで玲佳ちゃんに嘘言う必要があるの?」
「だって嘘だよ…そんなの…私がそんなこと言われてるわけないから…」
「俺は嘘なんて言わないよ?好きな人に…大好きな子に嘘なんてつくわけないよ!」
「えっ…」
玲佳ちゃんは俺を見つめてる
ここまでいってしまったらちゃんと言わなきゃ
