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Our Destination

第11章 届いてしまった、微かな香り

「玲佳、トイレ行ってきていい…?」
「うん!待ってるね!」
悠輔はトイレに向かった

ほんとに夢みたいな時間だった…
悠輔の彼女になったんだ…
叶わないと思って気持ちにふたしてたけど、悠輔も私を好きでいてくれてたなんて…
嬉しすぎるよ…

「玲佳、おまたせ!」
「あっ…!おかえり、悠輔!」
悠輔が戻ってきて、さっきまでは向かいに座っていたのに、私の隣に座る

「玲佳、このあとどうする?」
「このあと…?」
「うん、まだ21時前だからさ…」
時計の針は21時を指そうかと言った頃だった

「私は…、まだ悠輔といたいよ…?これで帰るなんて…私は嫌だよ…」
「俺もこれで帰るは嫌だよ…。お互いに好きでいて、やっと付き合えたんだから、玲佳とまだ一緒にいたいわ…。」
「うん…、帰りたくないし…一緒にいたいし…悠輔とふたりきりになりたい…。」
"ふたりきりになって、エッチしたい…"
なんて恥ずかしくて言えない
言えればいいのに流石に恥ずかしい

「玲佳、ホテル行こ…?」
「うん…、行く…。行きたいよ、悠輔…」
悠輔に耳元で言われて、少しドキッとして声にもでてしまう
「付き合い始めた日にいきなりってあれなのかも知れないけどさ…俺は玲佳とシたいからね」
「私だってそうだよ…。悠輔と…シたいもん…」
悠輔の腕が私の方に伸び、抱き寄せられる
「じゃあ、ホテル行こう。玲佳…いっぱいしような…?」
「うん…。する…。」
私は悠輔の太ももに手を乗せた

あっ、しちゃうんだ…
悠輔とエッチしちゃうんだ…
嬉しい…でも、何も我慢できなくなっちゃいそう…

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