テキストサイズ

Our Destination

第4章 突きつけられた現実、行き場のない思い

「この4人で食べるのなんか違和感あるよね」
真希ちゃんが言う通り、確かに違和感しかない
真希ちゃんとは前からよく話してたけど、望月さんとはあの夜に隣で話を聞いてくれただけだし、田丸さんに至っては実咲の過去を知っていたと言うだけなのに

「たしかにそうですね…、たまたまあの時お店にいただけですからね…」
「偶然だよね…私はいつも通り飲みに行っただけで真希と愛花ちゃんは普通にバイトしてて、そこにたまたま小林くんが来ただけだから…」
みんなでそんな話をしていると聞き覚えのある声がした

「悠輔!おつかれ!」
「お、航平と恵理ちゃん!おつかれー!」
「おつかれ、悠輔くん!楽しくランチ?」
航平と恵理ちゃんが声をかけてくれた
あの日以来ちゃんと報告してなかったな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ