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「で、小林さんと玲佳さんがお話しているときにたまたま注文いただいたものをお持ちしたら、聞き覚えのある方の名前が聞こえて」
「聞き覚えがある？田丸ちゃんどういうこと？それ…」
「小林さんの元カノさんは私の実家の近所に住んでいた人でいろんなことを知ってて…、だからそのことを伝えたら、過去を聞きたいと言われて…」
「なるほど…てか、過去聞いてどうすんの？なにか役に立つ？悠輔くん」
「わからないけど、聞いたほうがいい気がして…」
過去のことを聞くことに理解ができないという顔をする航平と恵理ちゃん

「で、今日の夜みんなで集まって聞くことになってるんだよね、一応玲佳の部屋で」
「へえ…なるほど…そうなのか…」
航平が考えるように相槌を打つと
「あのさ、航平と私は行っちゃだめ？うちらもずっとひっかかってて…元カノ？もなんで簡単にホテル行くのかなとか思ったしさ…。だってうちらが見かけたホテルとか人通り多いとこだし見つかるリスク高いからね」
「いや、構わないよ…一人で聞くのも怖いからみんないてくれると心強い」
どうやら航平と恵理ちゃんも来てくれるらしい
この話を聞いたときに、私も行くよと言ってくれた真希ちゃんも加えてみんなで聞くことになった

「じゃあとりあえず私の部屋ということなので、5限終わりぐらいに、学食の入り口集合で…」
望月さんが言うとみんな了解したようで、ご飯を食べた後それぞれの授業に向かった